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グループプッシュの画面構成と機能
グループプッシュタブの構成
[業務アセット]の編集メニューにある[グループプッシュ]は、接続先サービスのグループ種別ごとのサブタブ(例:Entra IDの場合「Microsoft 365 グループ」「セキュリティグループ」)で構成され、各グループ種別の中に、さらに次のサブタブがあります。
| サブタブ | 内容 |
|---|---|
| 連携対象グループ | グループプッシュの連携対象になっているグループの一覧です。グループ名や連携ステータスで絞り込みができます |
| グループ連携条件 | どのグループを連携対象とするかの条件を設定します |
| メンバー割当条件 | 連携対象グループへのメンバー割当の条件を設定します |
| 同期する項目 | グループの属性について、YESODから接続先サービスに同期する項目を設定します |
注意
グループ種別の名称(「Microsoft 365 グループ」「セキュリティグループ」など)は接続先サービス固有の呼び方です。他のコネクタでは異なる名称・グループ種別数になります。
グループ連携条件
グループ連携条件タブでは、設定済みの条件が一覧で表示されます。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| グループ連携条件名 | 条件に付けた名称です。名称を設定していない場合は「-」と表示されます |
| 連携条件 | 条件の指定方法です(例:「直接選択(配下を含む)」)。配下のグループも合わせて対象にするかどうかも、ここに表示されます |
| 連携対象 | 連携条件で指定されているグループです。直接指定の場合は選択したグループ名、属性条件の場合はその条件内容が表示されます |
| ステータス | 条件が有効か無効かを表示します |
グループ連携条件を追加
条件は「グループ連携条件を追加」から新規に追加でき、次の2つの方法のいずれかで指定できます。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| グループを直接指定 | 連携したいグループをYESOD上のグループから直接選択します。配下のグループも含めるかどうかを選択できます |
| 条件からグループを抽出する | グループの属性(名称など)が、次のいずれかの条件を満たす場合に連携対象とします:「と等しい」「と等しくない」「から始まる」「で終わる」「が空白である」「が空白でない」 |
補足
条件は業務アセットごとに複数追加でき、複数の条件を追加した場合はOR条件(いずれか1つでも満たせば対象)で判定されます。
ステータス
条件ごとに、有効・無効の状態を切り替えられます。新規に追加した条件は無効の状態で作成され、有効化することではじめて連携が開始されます。
| 状態 | 動作 |
|---|---|
| 有効 | 条件を満たすグループが連携対象としてリストアップされ、グループの作成・削除タスクが生成されます。属性の同期も行われます |
| 無効 | 条件を満たすグループがあってもタスクは生成されず、属性の同期も行われません。条件の変更・削除をしても何も起こりません |
注意
有効な条件を「無効化」または「削除」すると、いずれの場合も、それまでその条件によって連携対象となっていたグループについて削除タスクが生成されます(他の有効な条件でも引き続き連携対象になっている場合を除く)。連携済みのグループを条件から外す際は、意図しないグループ削除が発生しないかご注意ください。
メンバー割当条件
連携対象グループへのメンバーの割当範囲を設定するタブです。設定は「所属による割り当て」と「配下グループへの割り当て」の2つに分かれています。
| 区分 | 設定 | 内容 |
|---|---|---|
| 所属による割り当て | 所属の範囲 | 所属の起点となるグループの親グループにも割り当てるかを設定します |
| 所属による割り当て | 関与度合い(主務・兼務) | 主務・兼務の別で割当の対象を絞り込みます |
| 所属による割り当て | メンバーの項目による絞り込み | メンバーの役職で割当の対象を絞り込みます |
| 配下グループへの割り当て | ― | 対象のメンバーを、配下のグループにも追加で割り当てます |
「所属による割り当て」の3つの設定は組み合わせて適用され、すべての条件を満たすメンバーが割当の対象になります。「配下グループへの割り当て」を設定すると、対象のメンバーに配下グループが追加で割り当てられます。
所属の範囲
メンバーが所属しているグループの、さらに上位のグループにも割当を反映するかどうかの設定です。次の2つから選択します。
| 設定値 | 内容 |
|---|---|
| 所属グループすべて(デフォルト) | 所属の起点となるグループと、その親グループすべてに割り当てる |
| 親グループを対象外とする | 親グループには割り当てず、所属の起点となるグループだけに割り当てる |
関与度合い(主務・兼務)
組織に対する割当の対象範囲を設定します。メンバーが複数の組織に所属している場合、関与度合が最も高い組織を「主務」、それ以外で関与度合が設定されている組織を「兼務」として扱います。次の3つから選択します。
| 設定値 | 内容 |
|---|---|
| すべての組織(デフォルト) | 関与度合いの設定有無に関わらず、すべての組織に割り当てる |
| 主務の組織のみ | メンバーの関与度合いが最も高い組織のみに割り当てる |
| 主務+兼務の組織 | メンバーの関与度合いが設定されている組織のみに割り当てる |
ポイント
本設定は組織にのみ適用され、プロジェクトなど組織以外のグループには影響しません。
メンバーの項目による絞り込み
所属による割当の対象を、メンバーの役職で絞り込む設定です。次の2つから選択します。
| 設定値 | 内容 |
|---|---|
| すべてのメンバー(デフォルト) | 役職で絞り込まず、所属しているメンバーすべてに割り当てる |
| 役職で指定 | 所属の起点となる組織での役職が、選択した役職に該当するメンバーのみに割り当てる |
「役職で指定」を選択した場合は、「対象とする役職」の「+ 役職を追加」をクリックし、対象とする役職を選択します。役職は複数選択でき、いずれかに該当するメンバーが割当の対象になります。
役職の判定方法
- 役職は所属ごとに値を持つため、割当先の組織ごとに、その組織での役職で判定します。
- 割当が付与されるのは、その組織に所属しており、かつ役職が条件に合致している期間です。所属したまま役職が変わり条件に合致しなくなった場合は、その時点で割当の剥奪タスクが生成されます。
ポイント
本設定は組織にのみ適用されます。プロジェクトや動的グループなど組織以外のグループは、従来どおり所属のみで判定します。
例:組織長のみに割り当てる場合
次のような組織とメンバーがある場合を考えます。
| メンバー | 「Legal and Risk Management」での役職 | 「すべてのメンバー」の場合 | 「役職で指定」(組織長)の場合 |
|---|---|---|---|
| Aさん | 組織長 | 割り当てる | 割り当てる |
| Bさん | 組織長代理 | 割り当てる | 割り当てない |
| Cさん | メンバー | 割り当てる | 割り当てない |
| Dさん | メンバー | 割り当てる | 割り当てない |
他の設定との組み合わせ
次の組織がすべて連携対象グループで、絞り込みに「組織長」を指定した場合を例に説明します。
「所属の範囲」との組み合わせ
「所属グループすべて」を選択した場合、親グループへの割当は、直接所属している組織での役職で判定します。親グループでの役職は使いません。
| 直接所属している組織と役職 | 「所属グループすべて」の場合 | 「親グループを対象外とする」の場合 |
|---|---|---|
| 営業1課:組織長 | 営業1課・営業部・本部 | 営業1課 |
| 営業1課:一般職員 | なし | なし |
| 営業部:組織長 | 営業部・本部 | 営業部 |
「関与度合い(主務・兼務)」との組み合わせ
2つの条件は独立して判定され、両方を満たす所属にのみ割り当てます。「主務の組織のみ」を選択した場合は、「主務の組織で、指定した役職を持っている」ことが条件になります。
例:所属の範囲が「親グループを対象外とする」の場合
| 所属と役職 | 「すべての組織」の場合 | 「主務の組織のみ」の場合 |
|---|---|---|
| 総務部:一般職員(主務) 営業1課:組織長(兼務) | 営業1課 | なし |
配下グループへの割り当て
連携対象グループに直接所属するメンバーを、YESOD上では所属していない配下のグループにも展開して、接続先サービス側の割当を追加で付与できる設定です。次の3つから選択します。
| 設定値 | 展開される対象 |
|---|---|
| 割り当てない(デフォルト) | 配下グループへの割り当ては行わない |
| すべてのメンバー | 全メンバーを所属の起点となるグループのすべての配下グループにも割り当てる |
| 役職で指定 | 選択した役職を持つメンバーのみ、所属の起点となるグループのすべての配下グループにも割り当てる |
注意
展開の対象になるのは、連携対象グループの配下のうち、連携対象グループが途切れず連続している範囲のみです。連携対象でないグループを挟んだ先のグループには割当が伝播しません。また、展開によって付与される割当は追加のみで、実際の所属による割当を上書きすることはありません。
メンバーの項目による絞り込みとの組み合わせ
- 「メンバーの項目による絞り込み」で直接所属している組織に割り当てられなくなったメンバーは、その配下のグループにも展開されません。
- 「メンバーの項目による絞り込み」で「役職で指定」を選択している場合、「配下グループへの割り当て」の「役職で指定」で選択できる役職は、絞り込みで選択した役職に限定されます。
同期する項目
YESOD上に登録されているグループの属性の値を、接続先サービス側のグループ属性に同期させるための設定です。グループの種別(組織・会社・事業所・プロジェクト・動的グループ)ごとに設定でき、すべての種別について設定する必要はありません。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| グループ種別 | 会社・事業所・組織・プロジェクト・動的グループのうち、どのグループ種別に対する設定かを示します |
| Key | 接続先サービス側の属性名です(例:cn、groupType、sAMAccountName、parentDnなど) |
| 同期する項目 | Keyに対して同期する値です。YESOD側のグループ属性を属性式(例:group.groupNameLocal)で指定するほか、"GlobalSecurityGroup"のような固定の文字列値や、'OU=demoGroup,DC=exam,DC=internal'のような固定のDN文字列を指定することもできます |